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食肉業界ガイド日本ハム・ソーセージ工業協同組合

ハムソベをもっと身近に!

日本ハム・ソーセージ工業協同組合

「ハム・ソーセージ・ベーコン」は、殆どの方の食生活において、小さい頃から慣れ親しんでいるかなり馴染み深い食材ではないかと思います。

私たちは、「ハム・ソーセージ・ベーコン」のことを「ハムソベ」と呼んでいます(長いので呼びやすいように省略しました)。まだまだ世の中には浸透していない呼び名ですが、ぜひ皆さんもこれからは「ハムソベ」と親しみを込めて使ってみてください。

ところで、日頃よく食べられているハムソベでも、結構知られていないことがあるようです。下の質問の正解を、皆さんはいくつご存知でしょうか?

「ソーセージとウインナーの違いは?」

「ソーセージって皮ごと食べられるの?」

「ハムソベって火を通さないと食べられないよね?」

「普通のハムと生ハムの違いは?」

などなど・・・

ここでは一部について解説したいと思います。

 

「ソーセージとウインナーの違いは?」

ソーセージはひき肉を「ケーシング」という袋状のものに詰めてつくられますが、このケーシングの種類や太さによって呼び名が変わります。

  • 羊の腸を使った天然ケーシング
  • コラーゲンなどで作られた人工ケーシングで直径20mm未満

このいずれかが使われている場合は、ウインナーソーセージと決められています。

つまり、ウインナーはソーセージの中の1種ということになります。

このケーシングの直径が太くなるに従って、フランクフルトソーセージやボロニアソーセージと呼ばれます。

 

「ソーセージって皮ごと食べられるの?」

天然ケーシングはもちろんのこと人工ケーシングも食べられる素材でつくられているのでそのまま食べられます。(皮ではなく「ケーシング」と覚えてあげてください。)

ただし、一部にはビニール素材など食べられない場合もあるため、パッケージを確かめてくださいね。

 

「ハムソベって火を通さないと食べられないよね?」

そんなことはありません。ハムソベは「食肉製品」という種類に分類され、「食肉製品」は調理しなくても買った状態のままで食べることができます。

ぜひ、商品を買う際は、表示に「○○食肉製品」と書いてあるか確認してみてください。

 

そのほかの回答も含め、さらに詳しく色々知りたい方は、当組合HP(https://hamukumi.or.jp/)内の「ハムソベライブラリー」(https://content.hamukumi.or.jp/library/)をご覧ください。「ハムソベ」のことを楽しくわかりやすく解説した小冊子を毎年ご案内しています。

日本ハム・ソーセージ工業協同組合は、昭和24年に設立された約120社のハム・ソーセージメーカーが加入している中小企業組合です。

組合員がハム・ソーセージ・ベーコン等の食肉加工品を製造するために必要な資材の共同購入や加工機械等のリース、法改正など最新情報の提供、技能検定試験の実施協力、原料対策等に関する情報交換、食肉加工品の輸出促進を図るためのプロモーション活動や調査などの取り組みの他、食肉加工品についての正しい情報・知識を消費者の皆様に知っていただくために普及・啓発事業なども行っています。

消費者の皆さんにハムソベのことをたくさん知っていただき、もっと大好きに!もっと身近に!感じていただけるよう情報をお届けしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

日本ハム・ソーセージ工業協同組合 鈴木香理